第468章 彼との過去をすべて打ち砕く

その言葉を聞いた瞬間、詩乃の顔がカッと赤くなった。

彼女は少しむっとした様子で口を開く。

「こんな時に、なに冗談言ってるのよ」

陽太は面白そうに彼女を見つめた。

「女の友情ってやつは、よくわからねえな」

「はぐらかさないで。真面目に答えてよ。昨日の夜、結局行ったの? 行ってないの?」

「行ったさ」

隠す必要もないため、陽太はあっさりと答える。

「大したことじゃなかった」

「じゃあ、どうして彼は檸檬に会いに来ないの?」

「あいつ、病気でダウンしてる。病院のベッドの上だ」

それを聞いた詩乃は目を丸くした。

「嘘でしょ? 病気なのは篠崎おば様じゃなかったの?」

「違う。最近の寒暖差...

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