第502章 彼女は西都を信じるべきか?

東弥の言葉を耳にし、檸檬はカトラリーを握る手に力を込めた。

あんなふうに言うつもりはなかったし、そもそも口に出すべきかどうかも決めていなかったのだ。

だが、東弥にあっさりと言葉にされてしまい、場に気まずい空気が流れる。

檸檬は反射的に南斗を見た。まさかこれほど口が軽いとは。すでに東弥に筒抜けだったとは思いもしなかった。

南斗は慌てて弁解する。

「檸檬、俺はただ兄さんにちょっと話しただけで……まさか今ここで言うとは思わなくてさ」

檸檬は口の端を歪めた。やはり、昔と何も変わっていない。

異様な空気を察した湘子が、ここぞとばかりに口を挟む。

「檸檬姉さん、西都兄さんに何をお願いするつもり...

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