第550章 望んだ結果ではない

景白の姿を目にした瞬間、檸檬の胸がざわついた。

彼がどのような結果を持ち帰ってきたのかは分からない。

だが、現状から推測するに、決して芳しいものではないだろうということだけは確かだった。

景白は檸檬を一瞥し、重い口を開く。

「申し訳ありません。こちらも全力を尽くしたのですが……相沢湘子の急死、それに加えて彼女の母親が弁護士を立てて介入してきたことで、裁判官の最終的な判断に影響が出る可能性があります」

実のところ、檸檬は先刻から嫌な予感を抱いていた。

だから景白の言葉を聞いても、ただ口元に苦い笑みを浮かべることしかできない。最後まで足掻き続け、あと一歩というところで足元を掬われるとは。...

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