第554章 昨夜、私たちアレしたのか?

千謙の姿を目にした瞬間、檸檬の思考は完全に停止した。

一体、どういう状況なのか。

なぜ、彼もここにいるのか。

檸檬は必死に昨晩の出来事を思い出そうとした。覚えているのは、詩乃たちを見送った後、気分が高揚してそのまま一人で飲み続けたことだけ。

その後は泥酔してしまったらしい。

確か、千謙が現れて、酒を取り上げたような気もする。

そういえば、二人で実家の墓参りに行く約束をしていたはずだ。

まさか、そのまま酔いつぶれてしまうとは。

その後の記憶は、ぷつりと途切れてしまっている。

身に着けているものに目を落とすと、そこには寝間着があった。だが、一体誰が着替えさせてくれたのか。

考え...

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