第556章 この件はまだまだ終わらない

西都は立ち止まったまま動こうとしなかった。

北斗は傍らに佇み、静かに問いかけた。「西都兄さん、どうして檸檬が墓参りに戻ってくるってわかったんだ?」

「わかるさ」

そう言い残し、西都もまた坂道を登り始めた。「これほど大きな出来事があったんだ。墓前に報告に来るのは当然だろう」

兄妹が初めて力を合わせ、真犯人を突き止めたのだ。それほど重要な節目なのだから、檸檬は真っ先にここへ戻ってくるはずだ。

北斗は西都の背中を見つめ、微かな違和感を覚えた。

まるで、西都兄さんは檸檬のすべてを把握しているかのようだ。今回、檸檬が確実に墓参りに来ると予測していたその自信――北斗自身には、そんな確信など持て...

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