第560章 前世の光が今を照らす

露がそう告げると、案の定、従兄の顔色は絵の具をぶちまけたようにめまぐるしく変わった。

露はさらに追い打ちをかける。

「信じられないなら、最近の芸能ニュースでも見てみれば? 篠崎家の御曹司で検索してみなさいよ。二人はもう親にも挨拶済みなんだから。これこそが『家柄が釣り合ってる』ってことなの」

要するに、あんたみたいなのが高嶺の花を狙うなんて身の程知らずだ、と言外に告げたのだ。

従兄の表情を見て、露はようやく溜飲を下げた。檸檬には超名門の彼氏がいるのだ。あんたみたいな勘違い男なんて、眼中にあろうはずがない。

——

千謙と共にその場を離れた後も、檸檬は先ほどの露の件を思い出し、眉をひそめて...

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