第563章 ならば、どちらがより恥知らずか比べてみよう

霧人はツカツカと歩み寄ると、見覚えのあるその弁護士を睨みつけた。

先日の法廷で見かけた顔だ。湘子の母親が雇った弁護士である。

霧人は仏頂面で言い放つ。

「何しに来た」

弁護士は霧人の姿を認めると、明らかに顔色を変えた。なぜ檸檬ではなく、彼らが現れたのか、と困惑しているようだ。

驚きの色はすぐに消え、彼は職業的な仮面を被り直す。

「私は代理人の弁護士として、湘子さんの埋葬手続きに参りました」

霧人はギリリと歯を軋ませる。

「死体はどうした? 俺様をこれだけ騙しておいて、この場所に埋めようなどと、寝言は寝て言え」

「霧人様、ご遺体はすでに荼毘に付されております。墓地も購入済みです。あな...

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