第570章 まさかこんなに早くから布石を打っていたとは

檸檬は、湘子の母親がPZコーポレーションと無関係だとは到底思えなくなっていた。

千謙が頷く。

「この件が片付いたら、裏で人を使って洗わせる。向こうに勘づかれないようにやるのがベストだな」

檸檬は眉を寄せた。

「でも、詩乃の動きが既に藪蛇になっていたらどうしますか? 彼女、弁護士には私の手助けをしたいって名目で動いてたみたいですけど」

「心配するな。戻ったら全員で対策を練ろう」

檸檬は頷いた。それもそうだ。

今回、PZコーポレーションの詐欺的行為を未然に阻止できれば、多くの人々の損失を防ぐことができる。

車は工場へ直行した。

工場の外には複数のメディアが待機しているのが見える。檸檬は...

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