第590章 やはりあの女には問題がある

檸檬は資料を手に取り、ざっと目を通した。

読み終えると、彼女は静かに口を開く。

「これで何が証明できるんですか? 今さら英子が偽セレブだと暴いたところで、彼女とPZコーポレーションとの繋がりまでは証明できません」

「住所を見てみたまえ。英子の実家とされる場所は、実は湘子の実家から百キロも離れていない。それに僕の調査によれば、英子と同期の偽セレブが、葉山英子は幼い頃に養子に出されたと漏らしている」

檸檬は書類を握る手にぐっと力を込めた。

「じゃあ、私たちが今まで調べてきた英子の情報は、全部嘘だったってことですか?」

「いや、全て真実だよ。彼女が養子に出されたこと、実の両親の家が湘子と同郷...

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