第678章 既に最後の時が来た

葉山英子は瞬く間にパニックに陥った。

助手は葉山英子を見つめながら口を開く。

「断言はできませんが、さすがに海外までは彼女たちの手も及ばないはずです」

「確かにそうね。でも、万が一傑が帰国していたらどうするの?」

葉山英子は助手に詰め寄った。

「あの頃、傑は中村詩乃と親密だったわ。ずっと留学を止めていたくらいにね。それを私が無理やり行かせた……あの子が中村詩乃の言葉を聞き入れて、こっそり戻ってきている可能性だってあるじゃない」

「もしそうなら、我々に情報が入らないわけがありません」

「忘れたの? 中村詩乃のあのチンピラの彼氏、昔は海外にいたのよ。向こうにツテがあって、情報を操作してい...

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