第723章 その言葉はどういう意味だ

高坂南斗は、胸を締め付けられるような思いで自問していた。

「どうして結局こうなってしまったんだ。どうして最後まで、何も変わらなかったんだ?」

あまりにも不公平だ。

高坂北斗が怪訝そうに横を向き、南斗の顔を覗き込む。

「南斗兄さん、今のどういう意味だ?」

最後まで何も変わらなかったとは、どういうことか。

まるで家の中に秘密があり、自分だけが蚊帳の外に置かれているような気分だった。

高坂南斗は口を閉ざしたまま、それ以上は語らなかった。

高坂東弥は黙ってその場に佇み、必死に悲痛な表情を装っていた。篠崎家の連中に怪しまれないためだ。

現状、高坂檸檬が生きていることを知っているのは、彼と三男だ...

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