第734章 口が汚すぎる、お前を殴らず誰を殴る

 結城宴は信じられないといった様子で頬を押さえた。

「クソッ、中村詩乃、よくもぶちやがったな?」

「ぶって何が悪いの? その腐った口を叩いただけよ」

 中村詩乃は怒りを露わにする。

「これ以上、高坂檸檬の悪口を言ってみなさい。引き裂いてやるから」

「中村詩乃、何様のつもりだ? 俺たち結城家がお前らごときを恐れるとでも?」

「結城家なんてもう落ち目じゃない。まだそんな態度が取れるのね? こっちはお宅の裏事情をいくらでも握ってるのよ。明日にも株価を暴落させてあげましょうか?」

 結城宴は鼻で笑った。

「やれるものならやってみろ」

「いいわ。じゃあ、今すぐお母様に電話する」

 詩乃は迷...

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