第756章 盗んだ愛は長続きしない

高坂西都への返答を済ませた高坂東弥と高坂霧人が最上階のホールへ戻ると、そこには高坂家の兄弟たちが集結していた。

高坂東弥が姿を見せるやいなや、高坂南斗が口を開く。

「どうだ。顔を見る限り、晴れやかな気分ってわけじゃなさそうだな」

高坂東弥は力なく苦笑した。

「図星だな。たとえ高坂檸檬が俺たちに笑いかけてくれたとしても、気分なんて晴れるわけがない」

「所詮、盗んできた平穏なんて長続きしないだろうからな」

高坂霧人は、自身の不自由な脚を抑えながら言った。

「あいつ、俺の脚があのクズ男を愛したせいでこうなったと思い込んで……ひどく申し訳なさそうな顔をしてたよ」

本来、謝罪すべきなのは自分の方...

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