第78章 例えあなたが私に頼んでも、絶対に参加しない

檸檬は冷たい表情で言った。「できません」

彼女は振り返りたくなかった。

チームに戻って、以前のような生活を味わう気もさらさらない。

琉生は立っているのもやっとといった様子で、顔面蒼白になり、それ以上何も言えなかった。

南斗兄さんの言う通りだ。

自分には埋め合わせをするチャンスがあったのに、結局それを掴めなかった。

檸檬はマンションの敷地内に入ったが、すぐに上の階には戻らず、敷地内を散歩した。

前の人生でチームで受けた屈辱を思い出し、今回はそのすべてをやり返したのだ。

決勝には絶対に出ないと決めている。

前の人生で琉生兄さんが自分を外し、優勝のチャンスを湘子に譲ったのなら、今度...

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