第781章 誰かが俺様を狙っている気がする

結城楓の悲痛な叫び声を耳にして、篠崎千謙は思わず口元を緩めた。

彼はゆったりとした口調で言った。

「何か不幸なことでもあったか? 話してみろよ、俺の娯楽にしてやるから」

「お前、それでも人間かよ!?」

結城楓は発狂寸前といった様子でまくし立てた。

「最近、マジでついてないんだよ。知らないだろうけど、ここ数日ずっと残業続きなんだ。まるで貧乏神に取り憑かれたみたいに、何をやっても裏目に出る。トイレに入れば紙がないなんてザラだぞ」

篠崎千謙は声を上げて笑った。

「それは確かに、ついてないな」

「おい、他人事みたいに笑ってないで、どうにかしてくれよ。誰かに狙われてる気がするんだが、犯人がわか...

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