第789章 うちの子はバカじゃない

ちびっ子がシッターに連れられて風呂に行くと、篠崎千謙はその部屋を訪れた。

彼は篠崎夫人を見やる。

「『窓の大きな部屋』とは、どういうことだ?」

「あなたも気付いたでしょう? 私たちもどこかおかしいと思っていたの。この子の父親が見つかったら、どんな親なのか徹底的に調べなさい。もしどうしようもない親なら、奪い取って私たちが育てましょう」

篠崎千謙は思わず吹き出した。

そして篠崎夫人に視線を向ける。

「ほらな。あんたも、こんなに可愛くて魅力的なレディを拒めないってわけだ」

篠崎夫人は声を上げて笑った。

「もう、からかわないでちょうだい。でも、あなたの...

ログインして続きを読む