第828章 この子はたぶん浮気相手の子

高坂檸檬の表情がさっと変わり、その老婆——おばあ様を冷ややかな目で見据えた。

「適当なことを言っていると、訴訟沙汰になりますよ」

「適当なこと? 愛人じゃないなら、旦那が誰か言ってみなさいよ。だいたい、どういうコネでこの学校に編入できたのかしらね?」

おばあ様のそばにいた孫娘も、一緒になって変顔を作る。

「あいじん、あいじんー」

高坂檸檬は老婆から視線を外さずに言った。

「言いたい放題ですね。じゃあ、あなたは? いい歳した愛人さん。孫の送迎だなんて言ってるけど、本当は自分の娘なんじゃないですか? 高齢出産、お疲れ様です」

「な、何をバカなことを! これは私の孫よ、みんな知ってるわ!」

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