第83章 ぶりっ子の父親はまだ生きている?

琉生が言い返した。「檸檬がどんなに悪い点数を取ったとしても、浪人する必要はないだろう。あいつの成績は、医学オタクの西都兄さんを除けば、俺たちよりはマシな方なんだから」

たった数ヶ月でこれほど成績が上がるなんて、普通の人には到底できないことだ。

反論された湘子は、愕然として琉生を見つめた。まさか彼までが檸檬の肩を持つなんて。

少し前から南斗は変わってしまったし、今や琉生にまで変化の兆候が見られる。

一瞬にして、巨大な恐怖が湘子の心を襲った。

兄たちの寵愛を失うわけにはいかない。

湘子は少し不安そうに言った。「檸檬姉さんの成績がすごく上がったのは知っています。でも、急に上がった成績は不...

ログインして続きを読む