第838章 こっそり十二連撃を練習してどうする?

「もちろん、見たまんまのことですよ。動画を適当に見たらできちゃいました」

高坂檸檬は、いかにも得意げに胸を張った。

「どうですか? 私の才能に驚かされたでしょう? あのチームにはあなたも出資していると聞きましたけど、もしかして私を引き抜いて試合に出させるつもりですか? だとしたら困っちゃいますけど、考えてあげなくもないですよ」

篠崎千謙は苛立ちを隠そうともせずに訊ねた。

「陰でどれくらいの期間、練習していた?」

「さっきも言いましたよね? 動画をちらっと見て、一回練習しただけでできたんです」

「俺がそんな話を信じるとでも?」

篠崎千謙の瞳には、疑心の色が濃く滲んでいる。

「なんの目的...

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