第203章

水原雲成と高橋妍は鈴木直哉に構う気がないらしく、無表情のまま箸を進めていた。

水原念も気まずさに耐えきれず、黙っている。

食卓で会話をしているのは、水原直恭と鈴木直哉がときどき二言三言やり取りする程度だった。

そのうち話題は、水原念へと流れていく。

「念ちゃん、今はどんどん綺麗になってるよな。おまえら知らないだろ。小さい頃、初めて見たときさ、義姉さんが外で拾ってきたのかと思ったくらいで――だって、あんまりにもブサ……」

次の瞬間、誰かが彼の足を容赦なく踏みつけた。

水原直恭は言葉の途中で喉を詰まらせる。

ぽかんとした顔で高橋妍を見た。

義姉さん、なんで踏むんだよ?

踏んだの...

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