第212章 誰がそんなことを許した

友人たちが全員帰国したと知り、橘芹奈の心は弾んでいた。

カンヴィア選手権で優勝を果たして以来、紗奈はいくつものメディアから取材を受け、チームの拠点はビジネスの投資を争い合う企業で溢れ返っていた。

もちろん、それは良いことである。

だが、そのせいで紗奈たちの帰国が遅れ、今日になってようやく戻ってこられたのだ。

一行でしっかりと集まろうと、紗奈から祝賀会の開催が提案された。

立木武とゾーイが反対するはずもなく、橘芹奈もその誘いを心から喜んだ。

ちょうど黒田奏多との間で心が折れていたところだったため、芹奈としても酒を飲んで気分を紛らわせたかったのだ。

会食の場所を取り決め、芹奈はわざ...

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