第224章 誰が金を嫌がるだろうか

橘芹奈に再婚する気などなく、ましてや愛娘に窮屈な思いをさせるつもりなど毛頭なかった。

だが、黒田奏多にあそこまで言われてしまった以上、何も反論しないのは彼の勝手な憶測を肯定するようで腹が立つ。

橘芹奈は軽く口角を上げ、挑発的な笑みを浮かべた。

「私たちはどうせ近いうちに離婚するんだから、私が誰と付き合おうがあなたには関係ないでしょ? 自分のことだけ心配してればいいのよ」

黒田奏多が白川雪と一緒になろうが、橘芹奈は文句一つ言うつもりはない。それどころか、二人の末長い幸せを何度も祈ってあげたほどだ。

その度にお節介だの何だのと邪険に扱われるのは百歩譲って我慢するとしても、黒田奏多が自分...

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