第226章 黒幕が浮上する

桐田邦昭は相当用心深かった。三人がやって来るのを目にするや、罠ではないかと疑い、完全武装のままわざわざ外から彼らの様子を窺っていた。

問題ないと確認して、ようやくのこのこと姿を現したのだ。

「約束の時間は午後五時だったはずだが。もうすぐ六時になるぞ」

時間に対して極めて厳格な氷川昴は、腕時計を指差して不機嫌そうに桐田邦昭を責めた。

桐田邦昭は悪びれる様子など微塵も見せず、飄々とした笑みを浮かべた。

「あんたらの人数が多すぎなきゃ、俺だってここまで用心しねえよ」

歩み寄り、椅子を引いて腰を下ろすなり、桐田邦昭はそう言ってのけた。見事な逆ギレである。

カフェのメニューを手に取り、首...

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