第4章

星奈視点

丸三日、音信不通。私はまるで哀れな女子高生のように、スマホの画面を見つめ続けていた。彼からの謝罪の電話を待ちわびていたのだ。気が変わったと言ってくれるのを、私たちの子供を望んでいると言ってくれるのを、あんな酷いことを言った自分は最低の大馬鹿野郎だったと詫びてくれるのを。

もちろん、そんな電話がかかってくることはなかった。

代わりに届いたのは、木曜の朝八時のメッセージだけ。

「市長室。午後二時。話がある」

「愛する人へ」という呼びかけはおろか、私の名前さえ記されていない。ただ冷たく事務的な命令。まるで私が、その他大勢の市民の一人でしかないかのように。

私は支度に四...

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