アップルベイバイザライトオブデイ

翌朝、身支度を整えると、ポールはセレーナのポーチへ出て、かつて故郷と呼んだ町を眺めた。昨夜は闇の輪郭としてしか見えなかったものに太陽が色を差し、彼はただ息をのんだ。

アップル・ベイは、名にあるもの――リンゴ畑と湾――以外に見るべきもののない荒涼とした土地ではなくなっていた。目の前に広がる景色を見渡すと、伸び放題だった畑は手入れされ、土の道はきれいに整えられて舗装されている。以前は最寄りの隣家まで八百メートル近くあったのに、いまでは立派な道路沿いに家々が並んでいた。「お隣さん」という言葉が、文字どおりの意味で使えるのだ。

通りの向こうで何かが動き、セレーナの向かいのコテージから何人かが出てく...

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