不安

朝食を終えると、セリーナはいくつかの持ち帰り用容器を手に取り、それぞれにキッシュを二人前ずつと、切りたての果物、カントリー風ポテトを詰めた。アイリスのために、ジャスミン茶も大きな持ち帰りカップに注ぐ。ミッジが宿に置いてあった二段式のピクニックバスケットを貸してくれていたのだ。

セリーナは、友人がレシピなしでは台所であまり器用に立ち回れないことを知っていたし、ジョージに至っては泡立て器が何のための道具かすら分かっていないだろうと思っていた。この数日、きっと日中は病院の食堂で売っているものだけでどうにか凌いでいたに違いない。

セリーナとポールは、医療センターまでの数マイルを無言で走った。ポール...

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