エレン・ワージントン

エレンは、セレナ・エリソンのことが昔からどこか放っておけなかった。

娘の親友だからというだけではない。セレナはいつだって、エレンの息子に「自分はここにいる」「自分は大事なんだ」と感じさせてくれる子だった。子どもの頃は年の差が途方もなく大きく見えたけれど、エレンには分かっていた。時間が十分に過ぎれば、その差などいずれ意味を失うのだと。

セレナの気持ちが、ただの親しみから、淡い恋――子犬みたいな恋心へと育っていくのを、エレンはすぐに見て取った。そのうち同い年の子と付き合ったりして、自然に消えていくのだろうと彼女は思っていた。けれど、それは起こらなかった。

ポールが去った日、エレンにはセレナの...

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