うまくいったこと

その朝、幸運はまぎれもなく彼女の味方だった。早番で入る予定だったスタッフの一人が家の用事で抜けることになり、「午後からに替わってもらえない?」と頼んできたのだ。セリーナは喜んで承諾した。疲れていて、この日に限ってはティーショップに居続ける気分になれなかった。

彼女は厨房から出てくるところだった。三段のスタンドには、フィンガーサンドに新鮮なベリー、それから淡いピンク色のローズウォーターとバニラが香るフレンチマカロン。席に着いてからずっとしゃべりっぱなしの若い女性二人のテーブルへ運ぶところだ。彼女たちの笑い声が、ただでさえ夢見心地の店内に、さらに魔法みたいな空気を持ち込んでいた。

セリーナは小...

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