ザ・プロテクター

ポールはセリーナの後を追いかけた。だが呼び止めた途端に彼女の歩調が速くなったのに気づき、ひとりにしてほしいのだと悟って、追うのをやめた。代わりに、ついさっき出てきた建物を振り返り、正面玄関から――幼い頃の悪夢をしまい込んだ避難所みたいなその家へ――怒りに任せて踏み込むと、階段を三段飛ばしで駆け上がった。背後で母の声が呼んでいたが、ポールは聞こえないふりをした。

アイリスの寝室へ続く道を進む――十五年以上、足を踏み入れていない道だ。この人生で、二度と通ることはないと思っていた道。

ノックなどする気もなく、ドアノブをひねって乱暴に開け、狂ったみたいに妹の部屋へ雪崩れ込んだ。アイリスは部屋の中央...

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