ザ・ヴィレッジ・イット・テイク

アイリスの結婚式の日、ポールには母親をバージンロードへエスコートするという光栄が与えられた。セリーナは曲線にぴたりと沿うタイトなドレスをまとい、目が眩むほど完璧だった。色は淡いピンク――シャンパンを思わせる色味。無垢さをまといながら、どこか小悪魔めいた気配もある。彼女は付添人と腕を組んで入場した。ポールが聞かされていたところでは、その付添人は新郎の兄だという。そして最後に、愛しい妹が教会の入口に姿を現した。ウェディング・マーチが流れる中、長いバージンロードを進む彼女は、光そのもののように輝いていた。視線はまっすぐ新郎に吸い寄せられ、唇は、これまで見たこともないほど大きな笑みにほどけた。

彼女...

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