第7章
5年。丸1825日。
平村航平にとって、その一秒一秒が生きたまま肉を削がれるような凌遅の刑であった。
彼は狂っていた。平村グループの社長が正気を失ったことは、もはや誰もが知る事実だった。
二度とヘリコプターの轟音を聞くことができなかった。たとえ極めて重要な商談の最中であろうと、空にヘリの影がよぎるだけで瞬間的に制御を失い、目の前にあるすべてを叩き壊した。
そして、彼からすべてを奪い去った元凶である優香。彼女は今、最下層の重警備刑務所で、毎日最も過酷な拷問を受け続けている。
航平は中の看守を買収し、息さえあればどんなに痛めつけても構わないと命じていた。
だが、それが何...
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