第13章

強烈な電流が、一瞬で大脳皮質を貫いた。

鈴宮若子は目を見開く。眼球が飛び出しそうなくらいに。

冷えきった床の上で、彼女は身を丸めていた。よく見るまでもなく、体が勝手にびくびくと痙攣している。

感電の痛みは凄まじかった。内臓が全部、粉々に叩き割られたみたいに。

若子は必死に拳を握りしめ、瞳の奥に憎悪を滲ませる。

死ねない。

生きて――生きて、沈村政志という悪魔から逃げ出さなければ。

そのとき、鉄扉がぎい、と耳を裂くような音を立てた。

誰かが薄暗い病室に入ってきて、鈴宮若子の前で足を止める。

もう顔を上げる力もない。若子の視線は虚空の一点に貼りついたままだった。

沈村政志は片...

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