第24章

沈村政志は看護師の襟元をわしづかみにした。

「俺がどれだけ金を払ってお前らみたいな役立たずを飼ってると思ってんだ!」

吐き捨てるように言い、看護師を乱暴に突き飛ばして、そのまま救命処置室へ踏み込む。

眩しい無影灯の下。

鈴宮若子が手術台に横たわり、身体には管が何本も突き刺さっていた。

心電図モニターの波形は、ほとんど平らに近い。

主治医は手を止め、力なく腕を垂らす。

「沈村さん……できる限りのことはしました」

沈村政志はその場で固まった。

一本の直線を見つめ、頭の中が真っ白になる。

次の瞬間、彼は大股で近づき、医師を押しのけた。

両手を組み、鈴宮若子の胸に叩きつけるよう...

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