第38章

手術室の中――。

心電モニターの画面には、まっすぐなフラットラインが伸びていた。耳をつんざくような警告音が、室内を切り裂く。

「心停止です!」

「除細動器、チャージ! 200ジュール!」

「ベッドから離れて!」

ドンッ。

鈴宮若子の体が手術台の上でびくんと跳ね、そのまま重く落ちた。

だが、モニターの線はなおも一直線のまま。

「再チャージ! 300ジュール!」

ドンッ。

それでも鈴宮若子は、ぴくりとも反応しない。

沈村政志は前に立ちふさがる看護師を突き飛ばし、執刀医の襟首をひっつかんで、そのまま無理やり手術台の前まで引きずってきた。

「命だけはつなげって言っただろう! ...

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