第5章

ダミアーノ視点

 ダミアーノが彼女を探しに行こうとしたのは、正午になってからだった。

 彼がビアンカのベッドで目覚めたのはそれが初めてだったが、最初に抱いた感情は「ここから立ち去りたい」というものだった。彼は暗闇の中でシャツを羽織り、廊下へと出た。

 主寝室のドアの前を通り過ぎる際も、彼は歩みを緩めなかった。

 そこには見るべきものなど何一つなかった。七時間前、自分の足で、着の身着のまま屋敷の正面玄関から出て行くのを彼が容認したものが何であったか、本人には痛いほど分かっていた。

 彼女がビアンカの前に跪いている間ずっと、彼は自分に言い聞かせていた。自分のような男なら、こんなこと一週...

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