第101章

さっきまで菅田友香をどれだけ見下していたか――その分だけ、いま彼らの頬は痛かった。

結局、菅田有紀が落ち込むのを見ていられなかった鈴木知英が、真っ先に沈黙を破る。

「有紀、あんまり気にすんなよ。あのオバサンが運良く当たっただけだろ」

そう言って、今度は藤原翔太へ視線を向けた。責める色を隠そうともせない。

「さっき審査員も言ってたじゃん。有紀たちが菅田友香の組に0.1点負けたのは、翔太が緊張しすぎて動きが硬かったせいだって」

「翔太が藤原陽向みたいに上手くやれてたら、有紀は絶対負けてねえよ」

藤原翔太は、まだ頭の中がぐらぐらしていた。ステージで踊った菅田友香の姿が、焼きつくように離...

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