第117章

大門前。

菅田友香と藤原雅彦、そしてその息子が姿を現した瞬間、あたりの視線が一斉に吸い寄せられた。

今日の菅田友香は、相変わらず薄化粧だ。それでも艶のある黒髪をすべてまとめ上げ、首筋をすっと見せている。その佇まいは白鳥のように気品があり、息を呑むほど美しかった。

身に纏うのは濃紺のマーメイドドレス。曲線をいやらしく見せないぎりぎりの品で、彼女の体の線をきれいに際立たせている。

露出した肌は、どこも白く透けるようで――まるで白玉がほのかに光っているみたいだった。

周囲の目には、彼女はただの若い美しい女性にしか映らない。五歳を過ぎた子どもの母親だなんて、誰が信じるだろう。

そして彼女...

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