第015章

黒服の男が二人、その場で固まった。

彼らが次の手に出るより早く、清水奈々の車も到着する。様子がおかしいと見た瞬間、彼女はドアを勢いよく開けて降り、袖をまくってずかずかと菅田友香の前に立ちはだかった。

「ちょっと! 真っ昼間から何してんの?! やる気?」

黒服の男たちは戸惑ったように顔を見合わせ、視線を泳がせる。

やがて二人は、なぜか少年に向かって両手を合わせるように拝む仕草をした。

「若様……お願いですから、大人しく一緒に戻ってください。でないと社長に怒鳴られるんです……!」

菅田友香は少年を見下ろして尋ねる。

「……この人たち、知ってるの?」

少年は必死に首を横に振った。

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