第151章

彼女は振り返り、受付の数人に言い放った。

「いい? これから、復縁したがって押しかけてくる女が来たら、問答無用で警備に追い出させて。笠原社長は今、姉とすごくうまくいってるの。もうすぐ婚約だし、変なのに気分を台無しにされたら困るでしょ」

その言葉で、受付の女の子は一気に強気になった。

一歩踏み出し、篠原霧音を押しのけようと手を伸ばす。

「聞こえた? 清水嬢がそう言ったの! さっさと出てって! 目障りなのよ!」

篠原霧音は身をひねってその手をかわし、持っていた書類フォルダを、横のカウンターにどん、と叩きつけた。

ざわざわと囁いていたロビーの空気が、瞬時に凍りつく。

篠原霧音は、得意...

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