第113章

周防充はタブレットを指先で滑らせたまま報告を続ける。

「正午12時、二谷夜子さんは一度、新聞社へ。12時半に出て、そのまま天野病院へ戻っています」

「新聞社?」

藤原右京は眉をつり上げ、胡散臭そうに言った。

「何しに行った」

周防充は少し考えてから答える。

「二谷夜子さん、最近論文を書き上げたそうです。投稿……ではないかと」

藤原右京は小さくうなずいた。

「ほかは?」

周防充は写真と、護衛とのやり取りを見返す。

「カフェと新聞社以外は、今日は一日中病院にいました。院内で何をしていたかもお調べしましょうか」

藤原右京は口を開きかけて、ふと止めた。

そこまで知ろうとしたら...

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