第21章

十数分後――

豪奢で広々としたプレジデンシャルスイートのリビングには、異様なまでに張り詰めた空気が凍りついていた。

背丈も体つきもばらばらな男たちが、硬直したまま横一列に並んでいる。

その脇で、周防充は額からだらだらと冷や汗を流していた。

十五分前、藤原様から電話が入った。今すぐ「使い物になる」男を何人か連れて来い――と。

言われた通り人を連れて部屋をノックし、扉の向こうでびしょ濡れの二谷夜子が藤原右京に乱暴に引きずり出されるのを見た瞬間、周防充は本気でその場に倒れそうになった。

藤原右京はごみでも放るみたいに、足元もおぼつかない二谷夜子を、男たちの前の絨毯へ容赦なく叩きつけた。...

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