第8章

それから二ヶ月後、私は『ビストロ・マーゴット』のバーカウンターの後ろに立ち、ダイニングルームが客で埋まっていく様子を眺めていた。

オープニングナイト。全席予約で満席だ。

新しい店舗は、以前の私の店の二倍の広さがある。剥き出しのレンガ壁。天井から吊るされたエジソン電球。そして、私の手元を客席から見渡せるオープンキッチン。

七年前、私が望んでいたのはこれだった。コンラッドに出会う前。結婚する前。すべてを投げ出してしまう前。

今、私はそれを取り戻したのだ。

ティーガンは受付で客を出迎え、アイビーはドリンクを運んでいる。そしてダフネは店内で一番いい席に座り、自慢の孫を見る祖母の...

ログインして続きを読む