第17章

午後の授業が終わると、小島奈緒は配達の代行を全部片づけ、学内の宅配受け取り所をちらりと覗いた。自分宛ての荷物はまだ届いていない。なら、と踵を返して家へ走る。

祖母はいつも通り、ソファに沈み込んでテレビを見ていた。奈緒は部屋に入るなり祖母の腕を取って支える。

「ここ座っちゃだめ。ここ、へこんでるから。ほら、こっちこっち」

このソファも、もともと部屋に備え付けだったものだ。古くてボロボロで、肘掛けの下あたりが一部すっかり落ちている。クッションは敷いてあるのに、腰を下ろした瞬間、ずぶっと吸い込まれるみたいに沈む。

祖母は言われるまま位置を変え、にこにこしながら言った。

「奈緒、お腹すいた...

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