第47章
「金井友也が土曜の夜だって言ってたけど、行くの?」
「さあね。行くかどうかは、そのときになってから」
「じゃあ……」
「友也に誘われたなら行けばいい。俺のことは気にすんな」
風間怜司にそう言われ、斎藤雅美はそっと唇を噛んだ。
彼女は綺麗で、男に追いかけられることにも慣れている。だからこそ、分かってしまうのだ。
「行きたいなら行けば? いちいち俺に聞くなよ」
風間怜司は斎藤雅美に、笑っているのかいないのか分からない顔を向けた。
「俺、別にお前の何でもねぇし」
腕時計に目を落として言う。
「もう帰れ。俺、待ち合わせあるから」
誰を待っているのかは言わなかった。けれど斎藤雅美...
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