第17章

神代雪璃は一瞬硬直したが、すぐに狂ったように彼を突き飛ばそうとした。

「触らないで!」

「ハッ」

霧生嵐は冷笑し、暴れる彼女の両手首をいとも容易く捕らえた。

「こういうのが望みだったんだろ? 言わなくても分かるさ。いいぜ、手伝ってやるよ」

彼は彼女の抵抗など意に介さない。

「離して!」

神代雪璃の震えが止まらない。

「霧生嵐! どうしてこんな酷いことをするの!? 私があなたにとって何だと言うの!?」

「足をへし折って刑務所にぶち込める殺人犯か!?」

「それとも……捨てたり拾ったり、服を引き裂いて辱めたりできる玩具か!?」

神代雪璃の血を吐くような訴えも、霧生嵐の心を動か...

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