第182章

「神代さんのお腹の子は二ヶ月目に入っています。極めて順調ですよ。今回の事故でも奇跡的に無傷でした。本当に運が良かった」

風間凛は冷や汗をかいていた。もしここで霧生の御隠居に嘘がバレて、祖父や父の耳に入りでもしたら、ただでは済まない。

先日のスキャンダル騒動でこっぴどく絞られたばかりだ。これ以上、霧生の御隠居に睨まれたら、俺の人生は終わりだ……!

霧生の御隠居は眉間に深い皺を刻み、風間凛を睨みつけた。

「確かか?」

「断言します。間違いありません!」

風間凛は胸を張って答えた。

「俺が付き添って神代さんに検査を受けさせたんですから。母子ともに健康そのものです。一点の曇りもありませ...

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