第229章

霧生嵐は彼の見解に同意しかねる様子を見せた。

「祖父が月見優心に警告した件は、知っているか?」

「ええ、小耳には挟んでおります」

片成副社長は恭しく答えた。

霧生嵐は続けた。

「月見家が霧生家を利用してスマートホーム市場に参入しようとした一件だ。祖父は激怒している。月見家をそう簡単に許すはずがない」

「つまり、大旦那様が動くのを待って、我々はその隙に小口株主から株を買い集めるおつもりで?」

片成副社長は尋ねた。

「ですが、もし大旦那様が動かなかったら?」

霧生嵐の口調は断固としていた。

「祖父は必ず動く。その時が来たら、個人投資家から可能な限り月見グループの株を買い集めろ...

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