第41章

「金なんかいらないわよ!」

神代雪璃が呆然としているのを見て、相手の少女は苛立ちを露わにした。

「ちょっとお姉さん、私に怪我させておいて、謝りもしないつもり?」

「……申し訳、ありません」

神代雪璃は拳を固く握りしめ、消え入りそうな声で謝罪した。

その様子を見て、少女はさらに不満を募らせる。

「なによ、その顔。まるで自分の方が被害者みたいな態度じゃない」

「そうよ、全然反省してない!」

「見てよ、車椅子のこのお姉さんを。自分のせいでもないのに一生懸命謝ってくれてるのに、あんたときたら何なの?」

少女の連れたちが口々に責め立て、野次馬たちも神代雪璃に白い目を向けてひそひそと囁...

ログインして続きを読む