第7章
ドアに一番近かった泉凪紗が眉をひそめながら歩み寄って扉を開け、来訪者の顔を見て驚きの声を上げた。
「あら? 紡木マネージャー、どうしてここに?」
紡木祈は隙のない黒のビジネススーツに身を包み、完璧なメイクを施していた。彼女の鋭い視線が、部屋の中で狼狽する神代雪璃と、一触即発の空気を纏う夢前茜を薙ぎ払い、眉間に皺を寄せた。
彼女は「うん」と短く答えただけで、泉凪紗の問いには答えず、ベッドの端に座る神代雪璃に視線を定めた。
これが神代雪璃と会う二度目だったが、状況は全く異なっていた。
夢前茜は顔に張り付いていた傲慢さを瞬時に消し去り、被害者を装った表情に切り替えて先手を打った。
「紡...
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