第122章

小野寺礼臣の言葉に、私は息をのんだ。

彼はあの人たちと血縁関係がない。なのに血液型は小野寺のおじいさんと適合する。――小野寺景山と小野寺允樹は、適合しない。

導き出される真実はひとつしかない。

あの二人は、そもそも小野寺のおじいさんの実の息子でも、実の孫でもない……?

そんなの、信じられるはずがなかった。

小野寺礼臣は苦笑して私を見る。

「問題はさ、当の本人が……この何十年も真実を抱えたまま黙ってたのか。それとも、最初からずっと騙されてたのかってことだよな」

私は小野寺礼臣をそっと抱きしめた。何を言えばいいのか分からない。慰めるべきか、励ますべきか。

礼臣は顎を私の頭頂に乗せ...

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